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読売新聞 埼玉版 2010年1月10日付

月球儀 注文急増

月球儀 注文急増

 草加市にある地球儀メーカー「渡辺教具製作所」(渡辺美和子社長)で、文科省の学習指導要領の改定などに伴い、月の模型「月球儀」の注文が急増し、製作に追われている。
 同社の月球儀は、NASA(米航空宇宙局)のデータを基に国立天文台の専門家が監修し、クレーターやアポロ宇宙船の着陸点などが詳細に表示されている。
 同社は「全国でも唯一の日本語表記の月球儀メーカー」(国立天文台天文情報センター)で、1992年に生産を開始。需要は年間200個程度だったが、小学6年理科の学習指導要領で、新たに月の表面の学習が盛り込まれたことに加え、国が昨年6月に理科教材向けの補助金を大幅に増額したこともあり、昨秋以降、全国の教材問屋から大量の注文が舞い込むようになった。
 月球儀は直径32センチで、社員4人が手作業で合成樹脂の球体に地図を張り付けて作っている。これまで約1000個を納入したが、現在も注文が相次いでおり、9月生産分まで予約でいっぱいという。