「毎日小学生新聞」に弊社イベントが紹介されました

毎日小学生新聞 2010年8月6日版

本物そっくり!化石のレプリカを作る-夏休みの親子イベント-

三葉虫やアンモナイトなどの化石のレプリカを作る夏休みの親子イベントが、埼玉県草加市で開かれました。
 同市稲荷にある教具会社・渡辺教具製作所(渡辺美和子代表)は、各種の地球儀や天球儀などの製造工場のほか、社内に古生物の化石や岩石鉱物などを並べたミニ博物館も併設しています。ここで夏休みの子どもたちが毎年、化石のレプリカを作りながら、太古の地球について学んでいます。7月31日は親子約50人が参加しました。
 まず、最初に科学雑誌ニュートン編集者の土屋健さんから、恐竜の話を聞きました。最新の情報が載っている雑誌だけに、話も新しいことばかり。今から6550万年前に北アメリカ大陸に生息した史上最大の肉食恐竜ティラノサウルスは、最近の調査で五感のうち、視覚が発達していなかった分、においをかぎ分ける嗅覚が異常に発達していたことがわかってきました。「だから、映画みたいに車の中にかくれても無駄。風上に立って逃げる以外、逃げられなかったんです…」「アンモナイトは、いまでいうとタコやイカに近い生き物だったんだよ」、などの話を興味津々に聞きました。また、実物の化石が数多く展示してある三葉虫は、3億年間にわたって生きた生物で、そのため、多くの化石が残っていることも知りました。
 話のあとは、実際に化石のレプリカ作りに挑戦です。白い石こうを溶いて三葉虫やアンモナイトの型に入れ、また柔らかくしたゴムの教材を使って、もう一種類の化石を作りました。
 市内稲荷小学校4年の朝日健悟くんは「化石と同じ形の標本が自分で作れて楽しかった。アンモナイトは型から出すのが、ちょっと難しかったけど…」。また同級生の清野琴未さんは「化石の動物が生きていた時代のことがよくわかりました。恐竜の存在が身近になりました」と話していました。
 この博物館では、小さなプラネタリウムを使った天文教室なども開いています。