硫黄島付近の洋上で皆既日食を見てきました

2009年7月

500名の期待に胸ふくらんだ乗船客を乗せて、艦長さんは雲のない快晴の空を目指しました。 7月22日 北硫黄島の東約69kmでの観測 北緯25度・東経141度前後 日食開始:10時1分 皆既開始:11時25分19秒 時間は6分38秒でした。 私の見たところでは鳥が皆既になる3〜40分前に飛ぶのをやめて海上に集まって浮いていました。 皆既中は太陽近くに水星、少し離れて金星、太陽の右側少し下には恒星で最も明るい「シリウス」が見えました。水平線近くは夕方のようにオレンジ色に染まりました。真夏のオリオンは見つけそこないました。皆既のはじめと終わりに見えたダイヤモンドリングの見事な美しさは感動!でした。 船上での時間はインド、中国、台湾、韓国、日本からの高校生との交流を楽しんだり(感謝状をいただきました)、天文の先生方の貴重なお話を聴いたり、海水プールで泳いでみたりしました。横浜入港がなんだか嬉しくなく・・・素晴らしい時を過ごしました。 みなさまはテレビ中継など楽しまれましたか?NHKの中継は乗船した船からでした

鳥と硫黄島

これから観測

小尾信彌先生、根本しおみさんと

皆既中の空

皆既日食 撮影:根本しおみさん(川口科学館勤務)

ダイヤモンドリング 撮影:根本しおみさん

部分日食がクラッカーの穴から影として見えている

ポスター作り

村山定男先生、根本しおみさんと