渡辺教具が制作・販売している太陽モデル、太陽系スケールモデルの解説も変更いたします。9年前に京都で国際天文学連合総会があり、渡辺教具も展示・販売いたしましたが、その時と比べても天文学上のデータは天文学的(?)に増えていることの成果の一つです。
8月14日からチェコのプラハで開催されていた国際天文学連合(IAU)総会は、最終日の8月24日、太陽系の惑星について、以下のように決定しました。これは海王星・冥王星より遠い小天体が最近多数発見されていることなどにより、これまでの太陽系像を改定する科学的必要が生じたもので、2年近い討議と特別委員会での検討、今回の総会での熱心な科学的討議により決定されたものです。速報として定義内容の和訳をお送りしますが、詳細や解説は国立天文台ホームページをご参照ください。
現代の観測によって惑星系に関する我々の理解は変わりつつあり、我々が用いている天体の名称に新しい理解を反映することが重要となってきた。このことは特に「惑星」に当てはまる。「惑星」という名前は、もともとは天球上をさまようように動く光の点という特徴だけから「惑う星」を意味して使われた。近年相次ぐ発見により、我々は、現在までに得られた科学的な情報に基づいて惑星の新しい定義をすることとした。