毎日新聞「さいたまワイド」に弊社が紹介されました

ミニ博物館オープン -草加で10日 地元産業育成の一環-

毎日新聞「さいたまワイド」 12月5日付

 草加市松江6、地球儀メーカー「渡辺教具製作所」(渡辺美和子社長)は10日、同社3階にミニ博物館「地球&宇宙」をオープンする。市と地元商工会議所が地元企業の育成を狙った「うるおい工房」の一環で、児童・生徒や市民の間から「街の博物館」として人気を集めそうだ。ミニ博物館は広さ約100平方メートル。同社製の月球儀、天球儀、地球儀のほか、世界各地の岩石や鉱物など約1000点を展示する。
 なかでも、300年前にオランダの職人、ファルクが作った地球儀・天球儀(旧平戸藩所蔵)のレプリカは、往時における西洋人の世界地理や星座の知識が分かって興味深い。岩石、鉱物は、稲森潤・元東京学芸大教授(地質学専攻)が3年前、同社に寄贈した。一定方向の風でできる砂漠の「三稜石」、インドネシアの数千万年前の貨幣石、アマゾンの魚の化石など、学術的に価値が高いものも多い。
 館内にはプラネタリウムも完備、うるおい工房委託研究員の根本しおみさん(37)が天体の動きを説明する。渡辺社長は「身近な博物館が、子どもたちに地球や宇宙へ興味を持つきっかけの場になればうれしい」と話している。
 開館は月曜〜金曜の午前10時〜午後5時。原則的に予約が必要で、入館料は100円。
TEL048-936-0339同社まで。