ミニコミ誌「オガワのせせらぎ通信」に弊社の「ミニ博物館」が紹介されました

プラネタリウムも楽しめるミニ博物館オープン!

オガワのせせらぎ通信 2003年1号

 草加市松江にある地球儀メーカー渡辺教具製作所の三階に、ミニ博物館『地球&宇宙』がオープンした。珍しい地球儀、天球儀、国内外の岩石・化石・隕石などが展示されている。  私が、そのミニ博物館を訪ねたのは、オープンしてから二週間後の昨年のクリスマスイブだった。会社前にはステンレスの心棒で支えられた直径1メートル以上もある大きな青い地球が置かれ、道路に面したショーウィンドウの中には大小様々な地球儀が並んでいた。  社長の渡辺美和子さんと初めてお会いしたのは、もう四年程前になる。何度か訪ねてはいたが、ミニ博物館がオープンしたと聞き、見学させて頂いた。  渡辺さんは三代目社長だったご主人の後を継ぎ、四代目社長として、宇宙から見た夜の地球儀という珍しい地球儀を製作するなど意欲的に仕事をされている方だ。  このミニ博物館は市と商工会議所が協力し、地元の「ものづくり」の会社を地域の人に知ってもらうため、四年前から始まった「うるおい工房」事業の一環だが、地域の人々や子どもたちに、地球のことや宇宙のことを知ってもらい、そして興味を持ってもらえたらという渡辺さんの熱い思いからオープンが実現した。このように民間から生まれたミニ博物館だからこそ、一般の人々や子ども達に何度でも訪れてもらい、地球や宇宙への夢を描く空間になったらと思う。  事務所奥の部屋で、地球儀の製作過程を見学させてもらい、三階のミニ博物館へと階段を上った。  館内には、珍しい様々な地球儀や天球儀、また国内外の岩石や宇宙からの隕石などがガラスケースにきちんと陳列され、プラネタリウムも完備されている。一般の人々はもちろんのこと、子ども達にも親しみ易く、夢を育むほっとする空間だ。  毎週火曜日には、うるおい工房委託研究員の根本しおみさんが、プラネタリウムの投影をして、星座の解説をしてくれる。その日はちょうど火曜日だったので、来館者と一緒にプラネタリウムを観せて頂いた。暗くなり目が慣れてくると、クリスマスイブの星空が投影された。おうし座、スバルなどのギリシャ神話を楽しくわかりやすく解説して下さった。ちなみに私はおうし座。リクエストするときっとあなたの星座も投影してくださることでしょう。  月曜から金曜まで開館。連絡してから訪ねてみてください。

ミニ博物館『地球&宇宙』
開館は月曜〜金曜の午前10時〜午後5時。
要予約。入館料は100円。
要望によりプラネタリウムも投影。
問い合わせ TEL048-936-0339 渡辺教具製作所まで
※会社正面入口の直径約1mの地球儀が目印です。